今日のきもちと、今日の詩と

感じたままの詩や、想像を膨らませた詩。

夜を明かす


立ちすくんでいてももうダメなんだ

夜はひとりでには明けないよ

地平線に朝日を隠し

時は流れを止めたから


みんな一人ひとりの時を持ち

大地を蹴る足が決める

朝日を迎えに行けたらそれが

君にとっての夜明けになる


その歩みを見せて

誰しも一歩一歩ずつ進んでいくの

暗くて頼りない

道をただ日の出ずる方へ向けて


空の向こうには

光に満ちた暁の朱広がっているよ

東の地平線

少しずつ明るさを増して


君を待っているから


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僕たちの世界


この夢は限りなく壮大で

僕たちは溺れ酔い痴れた


想いの中の宇宙を泳ぎ

気持ちの中の地上を駆けた


それはとても刺激的で

それはとても開放的で

純粋に自由で

不純なほど都合良く


僕たちはきっと

それだけがよかった

それ以外何もいらなかった
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Distant White

世界を真っ白に
染め上げて夜が明けてゆく
二人を包んで
降り積もる雪を 見てた


遠ざかる町を
見下ろして君が
歌うのはその日
作り上げた歌

白銀をはるか
鳥瞰したいと言い
登った山から
待ちわびた朝は

闇のヴェールを脱いで

世界を真っ白に
染め上げて夜が明けてゆく
二人を包んで
降り止まぬ雪は 今も


そして「またね」と言い
君はふと消えた
夜の天蓋の
星をまた増やし

あれ以来雪の
降らない町では
君のメロディーも
二度と聞けないで

季節は無為にめぐる

世界は真っ白な
シーツにくるまれ目覚め出し
僕らその中で
痛いくらい手を つないだ 
醒めない
夢だと信じたその時の
光景と君の
手のぬくもりはまだ 消えない


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